ネット掲示板サイトに新潮流…「5ちゃんねる」凋落で「爆サイ.com」が国内最大に成長

公開日: 更新日:

 ひろゆき(西村博之)氏が開設した「2ちゃんねる」(現5ちゃんねる)に代表されるネットの掲示板サイトで、「爆サイ.com」が存在感を増している。

 8月に公表されたアクセス情報分析マーケティングツール「シミラーウェブ」によると爆サイは月間11億PV、月間アクティブユーザー数1500万人、1日投稿数70万回を超え、アクセス数・訪問者数で5ちゃんねるを抜き、日本最大の掲示板サイトに成長し、ネット業界で話題になっているのだ。

 Twitter社のトレードマークであるツイッター・バードのオブジェを4万ドル(約500万円=当時)で落札するなど勢いづく爆サイ。これまでは「2ちゃん」1強だった掲示板サイトの現状について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう分析する。

「かつて2ちゃんねるには“2ちゃんねらー”と呼ばれるコアなユーザーがいて多くの掲示板が賑わっていました。ですが、ひろゆき氏から運営も代わり、近年は悪意ある利用者たちの不法行為などが問題になっていました。結果、ユーザー離れを起こし、新しいユーザーも取り込めず高齢化が進んでいます。廃れたのも仕方ないでしょう。しかしながら、2ちゃんのウリであり“柱”であった、表のメディアでは知ることができないディープな情報や事情通によるアングラ業界の解説などのニーズがなくなることはありません。むしろ求めている人は多い。そうした層を爆サイがすくいあげたのではないでしょうか」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」