補正予算3兆円は全額赤字国債、財政悪化懸念に高市・片山コンビが“安心感”強調も…マーケットの不信感は募るばかり

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 2026年度補正予算案は、3日審議入りしたばかりなのに、衆参の予算委員会はわずか1日ずつ。5日に異例のスピード成立の見通しというフザケぶりだ。

 一般会計の歳出総額は3兆1135億円。財源は全額、赤字国債で賄う。3日の衆参本会議で答弁に立った高市首相と財政演説をした片山財務相がしきりに強調していたのが、長期金利上昇を招く財政悪化懸念に対する“安心感”アピールだった。

<前年度分の特例公債のうち、今後6月までの発行が予定されている3兆円分については、税収・税外収入・歳出不用の見込みを踏まえると、実際には発行せずに済む見込みが立っております。国債発行予定額全体の中で調整を行うことで、市中への発行総額は増やさずに対応できるため、国債マーケットに影響を与えることなく、実行可能と考えております>

 このカラクリは、昨年度の発行予定分ながら税収の上振れで発行不要となった分を補正予算に充てるため、市中に出回る国債は増えない、という理屈だが、減るはずの発行額が減らず、追加発行する事実は変わらない。

 だから、必死にアピールしてもマーケットは疑心暗鬼で、金融関係者からは「赤字国債でまかなう構図は変わらない」「マーケットには見透かされている」などの厳しい声が聞こえてくる。エコノミストの田代秀敏氏(テラ・ネクサスCEO)もこう言う。

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