BCAA製剤は食事のタイミングで服用することで効果を発揮する
前回、筋肉の栄養源として知られる「BCAA」は、クスリとしても使われているとお話ししました。今回は、BCAA製剤は「どんな人に必要なのか」について、さらに具体的に紹介します。
まず大事な点として、肝臓が悪い人全員が飲むクスリというわけではありません。医療で使われているBCAA製剤は、主に非代償性肝硬変(肝硬変が進行し、黄疸や腹水、肝性脳症、消化管出血などのいわゆる肝不全症状が現れたことがある状態)で、食事はある程度摂取できている患者に処方されます。単に食事量が足りないだけならば、まず食事指導や栄養補助食品などの追加といったクスリ以外での対処となります。
BCAA製剤の服用タイミングにも意味があります。よく使われる顆粒の製剤は、通常1日3回毎食後に1包ずつ服用します。前述したように、ある程度食事が摂取できている患者に使うクスリであるため、当然、このクスリだけで体に必要な栄養が全部入るわけではありません。添付文書(クスリの取扱説明書)には、必要なタンパク質やカロリーは食事などで確保するよう記載があります。


















