決済は6割がキャッシュレスなのに…デジタル給与「普及率1.5%」と低空飛行の裏事情
第一生命の2025年「『サラっと一句!わたしの川柳コンクール』ベスト10作品」が5月28日、発表された。
約5万4000句の応募作品の中から、頂点に輝いた一句は、「キャッシュレス 充電無くなり 無一文」(ぱなっぷ)だった。
スマートフォン決済などキャッシュレス化が広がる一方で、会計時にスマホの充電が切れてしまえば決済ができない“無一文状態”に陥る──。そんな利用者の不安を見事に切り取った内容だ。
また、第2位には「パスワード 記録したけど 記憶なし」(慢性疲労男)、第8位には「キャッシュレス 増える決済 減る貯金」(ちょきんばこ)など、電子決済をもじった作品が並んだ。
川柳にはその時代の世相と風刺が織り込まれているが、今回のコンクールで1位に輝いた一句が見事に表現している事象がある。鳴り物入りで導入されたものの、遅々として普及しない「デジタル給与」サービスだ。
厚労省の1~2月の調査によると、正社員やパートとして働く1万人のうち、デジタルマネー(電子マネー)で給与を受け取っている人は1.5%に過ぎない。一方、預貯金口座への支払いは85.3%と高水準を維持している。


















