「AIゆりこ」の“不気味さ”の正体は? 小池都知事の「付け焼刃」ぶりを識者が指摘

公開日: 更新日:

 6月20日の東京都知事選挙の公示日を控え、現職の小池百合子知事(71)が13日、生成AIを使って作り出した動画をX(旧ツイッター)で公開し話題だ。

 動画には小池知事そっくりで、緑色のジャケットに身を包んだキャラクター「AIゆりこ」が登場。本人のかつての職業であるニュースキャスターよろしく、デスクに就いたAIゆりこが、これまた本人にそっくりな合成音声で、「これまでの都政での取り組みをわかりやすく広く伝える」(本人のXから)というニュース番組形式の動画だ。

 公開されるや、動画視聴者は反応しているが、SNSには《率直に言うと「気持ち悪い…」》などと違和感を覚えたという声や、《AIゆりこ、妙な面白さと不気味さが合わさってて中毒性がある》など、クセになりそうになったという声も出る。

 本人に寄せたキャラクターが合成音声ゆえ、時に妙なアクセントでしゃべる姿は珍奇に映ることも確かだが、そもそも今回の動画の「不気味さ」の本質はいったい何なのだろうか。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、「小池知事がどこまでAIの生成動画についての知識を持っているかは分からない」としながらも、こう指摘する。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方