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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

実感ないのに…日経平均株価が史上最高値を更新する不思議

公開日: 更新日:

 政府の月例経済報告(5月26日)で、国内景気判断は「緩やかに回復しているが、中東情勢の影響を注視する必要がある」との表現を3カ月連続で維持した。

 日本商工会議所の早期景気観測調査(5月29日)によると、中小企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、全産業で前月比2.4ポイント悪化のマイナス24.3だった。6~8月の先行きもマイナス27.3と一段の悪化が見込まれる。このような景気観測が示され、イランなど国際情勢も不安定な中、6月1日、日経平均株価は6万7000円超と史上最高値を更新した。1989年のバブル相場を知る世代は、異口同音に「なぜ史上最高値」と首をかしげる。

 楽観的に見れば、高市内閣への期待だろう。5月29日、企業の国内投資を後押しするために法人税を減税する改正産業競争力強化法などが参院本会議で可決、成立した。

 また、外国資本による日本企業への投資を省庁横断的に審査する「対日外国投資委員会」創設に向けた改正外為法も参院本会議で成立した。セキュリティー対策で安全保障上重要な技術や情報が国外に流出することを防ぐのが狙い。

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