「暑熱順化」と糖尿病の関係…災害級の暑さから身を守るために今できること

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 いよいよ「命に危険が及ぶレベルの高温」が続く日本の夏がやってくる。気象庁はこれまで真夏日(一日の最高気温30度以上)、猛暑日(同35度以上)、熱帯夜(夜間の最低気温25度以上)という用語で警戒を促してきた。今年からはさらに気温40度以上の日を「酷暑日」と位置づけた。日本に定着した災害級の暑さを乗り切るために、いま何をすべきなのか? 糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に話を聞いた。

「高齢者や糖尿病がある人はとくに『暑熱順化』が遅れやすく、熱中症リスクが高い。本格的な夏前に暑熱順化を行う必要があります」

 暑熱順化とは、効率よく熱を逃がす体に変わることを指す。

 人の体温は主に脳の視床下部で直接調整される。さらに肝臓や腸、静脈、脊髄などにある深部温受容器と皮膚にある温度センサーが情報を補完し、体内外の変化に対応する。体温が上がると、視床下部が皮膚の血管を拡張させ、体の中心に集まっている熱を皮膚に移動させる。運ばれた熱は放熱や伝導(冷たい床や水に触れて熱が移る)、対流(風により体の周りの暖かい空気が入れ替わる)、発汗により放出される。

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