最新AI事情と使い方がわかる本特集

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「3時間で身につくClaude活用術」尾藤克之著

 第4次AIブームといわれるいま、職場で「クロード」だの「ジェミニ」だのといった単語を耳にした人は多いだろう。しかし、それらを活用・理解しているか、と問われると怪しい人もいるはず。そこで今回はデジタルへの苦手意識を克服するためにも、最新AI事情と使い方が分かる4冊をご紹介。



「3時間で身につくClaude活用術」尾藤克之著

 ChatGPTより後発ながら、今年に入って急速にユーザーを増やしているのが、米アンソロピック社のClaude(クロード)だ。実はアンソロピック社はオープンAI社の元スタッフらが「AIの安全性を最優先に」という理念を掲げてオープンAIを飛び出してつくった会社。いわば“のれん分けのライバル”という関係で、この業界の内情はなかなかに面白い。

 最大の特徴は日本語の「空気を読む」力の高さにある。たとえば「部長への報告メールを丁寧に」と指示するだけで敬語のニュアンスまで的確に整えた文章を即座に出力し、「クレーム対応を柔らかいトーンで」と入力すれば相手の心情に寄り添った文面が瞬時に完成する。

 議員秘書やIT企業役員を経験してきた著者が3年・延べ1000時間の実践から生み出した、日本初のClaude専門書。実際の業務に即した具体的なテンプレートが豊富で、初心者でも即戦力になれる構成だ。 (WAVE出版 1694円)

「最速で仕事の進め方が激変する Google NotebookLM 徹底活用術」ヨスほか著

「最速で仕事の進め方が激変する Google NotebookLM 徹底活用術」ヨスほか著

 同じグーグルが手がけながら、Geminiとはひと味違う注目のアプリが「NotebookLM(ノートブックエルエム)」だ。

 AIは事実と異なる内容をさも事実のように語る「ハルシネーション(幻覚)」という問題が広く知られていたが、当アプリはインターネットを参照せず自分がアップロードした資料だけを情報源とすることで、欠点をほぼ解消した。「信頼できる情報しか答えない」という設計思想が、ほかのAIとは根本的に異なる。アップロードした情報がネットに流出することもないためセキュリティー面でも安全だ。

 PDFや音声ファイルなどを放り込めば、要点整理や文書作成が短時間で完了する。複数資料の横断も得意で、議事録や名刺、顧客データの整理はお手の物だ。ビジネス職から研究者・医療職まで多様な職種の実践事例を図解とテンプレート付きで紹介しており、発売わずか5日で重版が決定した話題作。 (日本実業出版社 2200円)

「この一冊で全部わかるChatGPT & Copilotの教科書」中島大介著、西宏章監修・協力

「この一冊で全部わかるChatGPT & Copilotの教科書」中島大介著、西宏章監修・協力

 ChatGPT(チャットジーピーティー)とCopilot(コパイロット)は共に生成AIの代表格。この2つは世間では「似て非なるもの」と思われているが、実は両方ともマイクロソフト社が関わっている「同門の兄弟」である。

 文章や画像、動画や音声などの幅広いコンテンツを扱える「マルチモーダル」という特徴を支えるのが「大規模言語モデル」(LLM)という技術であり、両者とも「GPT」というモデルを採用している。前者は最新モデルの導入が早く、すぐに試してみたい場合に便利だ。一方、後者はOffice製品との連携が強みで、業務効率化や情報収集などのビジネスシーンでの活用がベター。

 2026年4月時点の最新AIにも目を配りつつ、代表的な2つの生成AIの基本から使い分け、展望まで網羅した一冊。豊富なフルカラー図解とイラストで生成AI初心者や「よくわからない」と不安なビジネスパーソンにもおすすめ。 (SBクリエイティブ 2090円)

「最速で成果を出すGemini AI活用 最強の教科書」桑名由美著

「最速で成果を出すGemini AI活用 最強の教科書」桑名由美著

 グーグルが満を持して投入した最新AI「Gemini(ジェミニ)」が、ここにきて急速に存在感を増している。Gmailや表計算ツールのスプレッドシートといったグーグル製のサービスと直結し、AIがデジタル秘書のように日常業務を補佐するのが強み。ほかのAIではメールや資料の文面をいったんAIの画面にコピーしたり、逆に出力結果を資料に貼り付ける必要があるのに対し、GeminiはGmailやドキュメントを開いたまま同じ画面内でAIに指示を出せる。普段使いのツールの延長線上で使えるため「AIを覚え直す」というハードルの低さが際立つ。

 本書では「無料版」と「有料版(Advanced)」の決定的な違いも徹底解説しており、コスパを重視するビジネスパーソンにも役立つ。また情報漏洩や著作権侵害などAI利用時のリスク管理についても詳しく触れており、会社でAI導入を検討している人にも参考になるだろう。

 初心者から実践者まで、使いこなしの全技術を丁寧に解説する。 (技術評論社 1980円)

【連載】ザッツエンターテインメント

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