福島のクマは工場の窓から逃走…全国の市街地で異常出没する原因は生息域の変化のアリ

公開日: 更新日:

 自ら工場内の窓を開け、逃走を図ったとみられる。

 2日朝、JR福島駅から約3キロ離れた福島市笹木野でクマが男女4人に襲いかかり、重軽傷を負わせた。クマは電子機器製造販売会社の工場内に入り込んだため、市は出入り口を車両やバリケードでふさいで閉じ込めたが、約40時間が経った3日夜、窓から逃げ出し、そのまま行方が分からなくなってしまった。

 工場内には引火性物質があったため、ライフル銃は使えず、2日午後、麻酔銃を発砲して太ももに命中させたが、クマは興奮状態で効果なし。仕掛けた4基の「箱わな」にも入らず、エサだけ食べていた。

■麻酔は効かず箱わなにもかからず

「用心深いというか、柵の中に手を伸ばして箱わなのリンゴと蜂蜜を食べていました。引火や跳弾の危険性もあり、箱わなと麻酔銃で対応するしかなかった。麻酔が効かなければ手の打ちようがなく、眠らせて捕獲という次の段階に進めませんでした」(福島市農業企画課担当者)

 今年はクマによる人身被害が過去最悪だった昨年より、春先から市街地で出没が相次いでいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  2. 2

    北陸新幹線の延伸ルート「桂川案」に決定でも難航必至…問題解決の奇策「フリーゲージトレイン」の可能性を考えてみた

  3. 3

    暫定措置は7月で終了へ…「資格確認書」「マイナ保険証」迫るタイムリミットの対処法

  4. 4

    今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ

  5. 5

    飛行機に乗ることが目的でいいのか? 『沸騰ワード』人気企画「マイル修行旅」に向けられる厳しい視線

  1. 6

    「元祖」2店もタモリもマツコもバラバラ…シーズン到来の冷やし中華は具材もタレも我流がうまい

  2. 7

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 8

    オランダ訪問の晩餐会での天皇のスピーチと雅子皇后…"旧宮家"に求められる「皇室外交」と担い手の難しさ

  4. 9

    司法試験へのパソコン導入で「変わること」「変わらないこと」

  5. 10

    松下洸平「電撃婚」のお相手も?「プロ彼女」の“日陰”すぎるリアル

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  3. 3

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  4. 4

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  5. 5

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー

  1. 6

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン

  2. 7

    ついに1ドル=163円突入で「円安倒産」ラッシュ深刻懸念…すでに前年同期から3割増

  3. 8

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    震災で家族を心配する選手たちに星野監督が怒号「おまえらは野球だけしとりゃあええんじゃ!」