福島のクマは工場の窓から逃走…全国の市街地で異常出没する原因は生息域の変化のアリ
自ら工場内の窓を開け、逃走を図ったとみられる。
2日朝、JR福島駅から約3キロ離れた福島市笹木野でクマが男女4人に襲いかかり、重軽傷を負わせた。クマは電子機器製造販売会社の工場内に入り込んだため、市は出入り口を車両やバリケードでふさいで閉じ込めたが、約40時間が経った3日夜、窓から逃げ出し、そのまま行方が分からなくなってしまった。
工場内には引火性物質があったため、ライフル銃は使えず、2日午後、麻酔銃を発砲して太ももに命中させたが、クマは興奮状態で効果なし。仕掛けた4基の「箱わな」にも入らず、エサだけ食べていた。
■麻酔は効かず箱わなにもかからず
「用心深いというか、柵の中に手を伸ばして箱わなのリンゴと蜂蜜を食べていました。引火や跳弾の危険性もあり、箱わなと麻酔銃で対応するしかなかった。麻酔が効かなければ手の打ちようがなく、眠らせて捕獲という次の段階に進めませんでした」(福島市農業企画課担当者)
今年はクマによる人身被害が過去最悪だった昨年より、春先から市街地で出没が相次いでいる。
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