天皇陛下が台風襲来2日前「荒川の水門」を視察のタイミング…歴代天皇が尽力した「治水」
天皇の凄みを感じさせる出来事があった。
6月3日、日本列島を台風6号が襲った。線状降水帯が発生したところもあって大雨となり、各地で河川が氾濫する出来事が起こった。東京でも、河川の氾濫に対する「危険警報」が出された。
幸い、氾濫による大きな被害は出なかったものの、水位が増した河川の近くで生活している人たちには、改めて水害の恐ろしさが実感されたことであろう。
まだ6月であり、梅雨入りもしていない。その時期に台風が上陸するのは毎年あるわけではない。今年は1月から台風が発生しており、それは2019年以来7年ぶりだった。今後の台風がどうなるのか。例年以上の警戒が必要である。
そうしたなか、天皇は6月1日、荒川の「岩淵水門」を視察に訪れた。船に乗りライフジャケットを着用しての視察だった。岩淵水門は、荒川と隅田川の分岐点近くに設置されたもので、隅田川の氾濫を防ぐことを目的としている。
岩淵水門は最初、大正13(1924)年に竣工したが、色が赤いことから「赤水門」と呼ばれた。ところが、地盤沈下の問題があり、1982年に新しい水門が竣工した。こちらは「青水門」と呼ばれるが、赤水門は、産業遺産として今も残されている。

















