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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【青梅】食欲が落ちて朝食を抜きがちな梅雨に体調を整える

公開日: 更新日:

 6月、店頭に青梅が並び始めると、梅雨入りを実感する方も多いのではないでしょうか。青梅は梅の未熟果で、6月の限られた時期にしか出回らない、季節感の濃い食材のひとつ。日本での栽培は歴史が古く、奈良時代の歌集にも登場します。和歌山県が国内生産量の約6割を占める主産地として知られていますよね。

 ただ青梅は、生のまま食べてはいけない食材です。青梅の果肉や種にはアミグダリンという青酸配糖体が含まれていて、体内の酵素や腸内細菌によって分解されると、有毒なシアン化水素を生じることが知られています。農林水産省も、生の青梅をかじることは避けるよう注意喚起しているのです。

 一方で、梅干し・梅酒・梅シロップ・梅ジャムといった伝統的な加工法では、塩・アルコール・砂糖・加熱によってアミグダリンが分解され、安全に食べられるようになります。先人の知恵ではあるものの、科学的に理にかなっていたのには驚きです。

 家庭で梅仕事を行う際は、傷んだ実を避け、種は割らずに加工する。シロップや酒は十分な期間を置く。こうした基本を守れば、安心して旬の恵みを楽しむことができますよ!

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