岡田将生が醸し出す「一歩引いた存在感」の神髄 「虎に翼」「ラストマイル」でも魅力随所に

公開日: 更新日:

 そのありさまは、作り手が表現したことで完結するのではなく、作られたものをSNSなどで受け止める見る側のもうひとつの視点で作品全体のイメージが決まっていく今の時代にどこか寄り添ったもので、彼が醸し出す“場に馴染まない”雰囲気と、時代の空気とのピントがうまく合ってきた感じがある。それだけに現在35歳で脂が乗りきった岡田将生の快進撃は、まだまだ続きそうだ。

映画ライター・金澤誠)

  ◇  ◇  ◇

 八面六臂の活躍を見せる岡田将生。●関連記事【もっと読む】岡田将生「ふてほど」で見せた予測できない演技の幅…次の朝ドラは「狂気の青年」か「残念なイケメン」か…では、話題作となった「不適切にも程がある」での岡田の活躍について伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  4. 4

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  5. 5

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の才能腐らす「メンタルの病巣」…マイナーでの大炎上にロバーツ監督もバッサリ

  2. 7

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  3. 8

    中丸雄一に"共演者キラー"の横顔も…「シューイチ」で妻の笹崎里菜アナも有名女優もゲット

  4. 9

    コロナ今年最多の患者数…流行株「ニンバス」知っておきたい症状と対策

  5. 10

    「あんぱん」今田美桜の“若見え問題”も吹き飛ぶ!ミセス大森の好演と美声で終盤も激アツ