西田敏行さん満身創痍で見せた迫真演技とデマに見舞われた晩年…社会的弱者に寄り添い続けた素顔

公開日: 更新日:

「このとき、吉永小百合さんがヘビースモーカーだった西田さんに“たばこだけはやめて”と手紙を送ったことで禁煙を始めています」(芸能ライター)

 16年にテレビ復帰した西田さんは、思わぬデマに悩まされることに。

「16年7月に薬物使用疑惑のデマ情報がネット上で流され、西田さんの事務所は赤坂署に被害届を出しています。翌年7月に赤坂署は男女3人を偽計業務妨害で書類送検しました。そんな中で西田さんが撮影に入ったのが、北野武監督の『アウトレイジ 最終章』(17年公開)でした」(前出・芸能ライター)

 当時の様子を映画関係者はこう話す。

■「皆さんの仲間俳優西田敏行」で締めくくられたメッセージ

「頸椎亜脱臼で闘病生活を終えた西田さんと、脳出血から復帰した塩見三省さんはそれぞれ、関西拠点の日本最大の暴力団『花菱会』の若頭と若頭補佐を演じるという重要な役でした。しかし見るからに辛そうな様子で、特に西田さんはやっと歩ける状態で、北野監督は『リハビリしながら、やればいい』とジョークを飛ばしてました。いざ撮影になると緊迫のシーンでドスの効いた迫真の演技でビシッと決め、映画の見どころの一つになりました」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然