松崎しげる 柴俊夫に支えられた西田敏行との下積み時代

公開日: 更新日:

 来年でソロデビュー45周年。還暦を過ぎた今も歌唱力は衰えず、精力的にステージに立っている松崎しげるさん(65)が、下積み時代にお世話になったのはこの人、俳優の柴俊夫さん(67)だ――。

■西やん、太郎ちゃん、健ちゃんも紹介してくれた。

「実力はあるんだから今にきっと認められる。チャンスを待て」

 プロ歌手になったものの、まったく売れなくてくすぶっていた時代。柴さんに何十回、こう言われて励まされたことか……。

 大阪万博の70年、日大芸術学部在学中に「8760回のアイ・ラブ・ユー」で日本ビクターから念願だったメジャーデビューしました。でも、ホントに鳴かず飛ばず。それで銀座のモデル事務所に入って、雑誌モデルをしていたんです。

 その同じ事務所で知り合ったのが2歳年上の柴さん。俳優としてブレークする前の柴さんはモデルをしてたんです。柴さんは浅草・鳥越、ボクは新小岩の生まれで、下町生まれの下町育ちという似たような環境。それと柴さんは中学時代はピッチャーで4番打者として鳴らし、ボクは高校時代にケガで断念するまで甲子園を目指していて、野球好きという共通点もあった。知り合ってすぐに意気投合し、暇さえあれば兄弟みたいに一緒にいたもんです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか