ミッキー吉野さんが語る「貴重な2枚」の写真…トニー・ベネットと、サミー・デービスJr.と

公開日: 更新日:

帰りの飛行機はサンフランシスコ経由だった

 ボストンには有名な空手家のTABATA KAZUMIさんという人がいました。TABATAさんは顔が広い人でね。今ジミー・ペイジと一緒だ、ジェフ・ベック、エリック・クラプトンといると突然、電話してくる。そこはレッドソックスの4番打者だったトニー・コニグリアロがやっているクラブでした。僕が呼ばれて行った時は歌手のボビー・ヴィントンと一緒だった。あの時はTABATAさんが突然「上を向いて歩こう」を歌い出し、ヴィントンがドラムを叩き、僕がピアノを弾きました。

 バークリーは2年半で卒業しました。それで撮った卒業式の写真がこれです。トニー・ベネットは客員教授として招かれていました。彼はグラミー賞を何回も取っている有名人です。彼の印象だけど、大物はみんな同じ瞳をしているなと思いました。シャルル・アズナブールと会ったこともありますが、ちょっとスピリチュアルな表現になるかもしれないけど、優しくて遠くを見ている、達観しているような瞳とでもいうのかな。

 トニー・ベネットは写真の右手前です。僕は握手してから卒業証書をもらい、学長とも写真を撮りました。

 卒業式には母親と叔父が日本から駆けつけたんです。ドラマチックなのが帰りの飛行機。最初から決めていたことですが、サンフランシスコ経由だった。まさに「♪サンフランシスコ~」という感じでした。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった