備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?
でも、秋葉社長は快く応じてくれる。しかも、こういうニュースの取材って「今日お願いして今日撮影したい」みたいなケースがほとんどですから、「広報にまず申請を出して、本部が検討してどの店舗で取材に応じるか決定して、お客様の少ない時間帯に取材を認めます」みたいなこと言ってると時間切れになるんです。「いいよ。これからおいで」と言ってもらえて、すぐ撮影できるなんて、夢みたいな話です。
しかも、秋葉社長って「どんな売り場のことも、どんな食材のこともよく知ってる」じゃないですか。きっと「長年アキダイを取り仕切ってきたから」ですよね。これが大手だったら、「鮮魚売り場は鮮魚担当」って感じで、ある売り場のことは他の部署にはさっぱり分からないから、秋葉社長みたいに一人で全部説明できる人は貴重なんです。さらに、話が分かりやすくて面白い。売り場で鍛えた話術、ってことでしょうね。
だから、秋葉社長は余人を持って代えがたい。あ、でもね。最近ある番組で「コメンテーター」として出演するのを見たんですけど、申し訳ないけどスーパーと関係ないニュースの感想を答えさせられてるのはちょい可哀想でした。そういうのは、やめてあげてほしいな、と。