著者のコラム一覧
スージー鈴木音楽評論家

1966年、大阪府東大阪市生まれ。早大政治経済学部卒業後、博報堂に入社。在職中から音楽評論家として活動し、10冊超の著作を発表。2021年、55歳になったのを機に同社を早期退職。主な著書に「中森明菜の音楽1982-1991」「〈きゅんメロ〉の法則」「サブカルサラリーマンになろう」「大人のブルーハーツ」など。半自伝的小説「弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」も話題に。日刊ゲンダイの好評連載をまとめた最新刊「沢田研二の音楽を聴く1980-1985」(日刊現代/講談社)が絶賛発売中。ラジオDJとしても活躍。

手応えを感じなければ、あの傑作はもっと早く世に出ていた

公開日: 更新日:

大滝詠一「NIAGARA MOON」(1975年5月30日発売)③

大瀧詠一「ア・ロング・バケイション」

 前回、細野晴臣「トロピカル・ダンディー」(1975年)と比べて「密度が違う」と評したこのアルバムだが、その印象は、何度聴いても変わらない。

 その「密度」を濃厚にしているのは、歌より、メロディーより、何といっても演奏だと思う。

 演奏メンバーは「ティン・パン・アレー… 

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