巨人橋上代行は「無欲で大胆」、阪神藤川監督は「雑音だらけ」…セ優勝争いの命運を分けそうな境遇の違い
「体調ね、ぜんぜん大丈夫だよ。プレッシャー? それがねえ、そんなにストレスとか感じてないんだよ。大変というわけでもない。まあ、とにかく、頑張るよ」
巨人の橋上秀樹監督代行(60)のセリフだ。阪神と同率の首位で前半戦をターンした指揮官に、全セのコーチとして参加した球宴で、本紙記者が「体調は大丈夫ですか? 代行とはいえ巨人の監督、プレッシャーもあるでしょう」と声をかけると、明るい笑顔と声音でこう答えるのだ。
巨人OBの橋本清氏がこう言う。
「実際、試合中の用兵や采配を見ても、重圧を感じているようには見えません。2年目23歳の浦田俊輔をほぼ1番に固定し、高卒2年目で20歳の石塚裕惺、3年目26歳の佐々木俊輔、育成契約出身で5年目22歳の笹原操希、ルーキーで24歳の小浜佑斗らを積極的にスタメンで起用。独自色を前面に出しながら、6月は10勝6敗(2分け)、7月は14勝9敗と結果に結びつけている。5月26日に辞任した阿部慎之助前監督もそうですが、常勝が義務付けられた巨人出身監督では、優勝争いのさなかにこうした大胆な用兵ができるかどうか。代行就任以来、球場の監督室も使っていないと聞いていますが、コーチ陣とも積極的にコミュニケーションを取りながらの舵取りで、前半戦の総括では『もともと今年は育成と勝利を大きな柱としてスタートし、少しずつ目標としていたところが形になってきていると思います』と言っていた。優勝以外はゼロという巨人ならではの重圧はないように思います」
そもそも、阿部前監督の電撃退任を受けた、降って湧いたような代行就任。ダメでもともと、といい意味で開き直るしかない立場のうえ、今季の結果次第で立場が大きく変わるわけでもない。
「山口オーナーからは、今季終了までチームの指揮を執ることを要請されているものの、来季以降については『まったくの白紙』とオーナーは明言している。巨人監督の条件である生え抜きの4番かエースという球団の不文律を変えるつもりはなく、来季の監督には松井秀喜の招聘か、高橋由伸の復帰が最優先とされている。仮に今季、巨人がリーグ優勝を果たしたとしても、橋上代行が正式な監督に就任する可能性はまずない。無欲の橋上代行が、やりたい野球を貫ける環境にあります。3日には、チーム2位の13本塁打をマークしている2年目助っ人のキャベッジを得点圏打率の低さを理由に二軍に落とし、代わりにドラフト4位新人で23歳の皆川岳飛を一軍に上げた。4日の広島戦で、さっそく皆川を『7番・右翼』でスタメン起用した。目先の勝利に汲々としていない証拠です」(放送局関係者)


















