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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。2019年、「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixで映像化配信され大きな話題に。最新刊に、「東京降りたことのない駅」(大洋図書)、「全裸編集部」(双葉社)などがある

2025年7月「大災難」は結局、起こらず…「ノストラダムスの大予言」の五島勉は1999年の後、何を語っていたか?

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 今夏同様、猛暑だった2018年盛夏、88歳(当時)の五島勉は、心不全を起こし、入退院を繰り返していた。電話取材なら、という条件で私からのインタビューを受けていただいた。

 ノストラダムスというフランスの医師・占星術師は、それまで日本ではほとんど無名の存在だった。

 五島勉自身、「最初は予言をしていた人という程度しか知らなかった」という。

 フランスの現地に行って調べていくうちに、ただの予言者、医者ではない人物だということがわかった。

「暴れ川がいつも洪水になるので住民が困っていた。パリから技術者をよんで洪水を止めないといけない。ノストラダムスが共鳴して、お金を出して工事を支えるんです。いまでいうエコロジスト」

 五島勉は東北大学法学部に学び、フランス語を得意とするインテリだった。

 学生時代にノストラダムスを知り、神田の古書店街で原書の収集に励んだ。

 大学を卒業すると、作家活動をおこない、純文学から官能小説まで幅広く手掛けた。

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