櫻井翔「放送局占拠」TVer登録数トップ独走!《くだらない》のに“元少年”に刺さるワクワク感の正体
テレビコラムニストの亀井徳明氏も「賛否両論あって当然というか、健全。でも日テレがこのシリーズを鉱脈としているのは感じますね」と、こう続ける。
「今のおじさん世代が少年期、テレビに夢中だったころ、オトナに『くだらない』とされていたものこそ面白かった。今、それを大真面目にやっていると思えばいい。大人目線で批判する人もいれば、あの頃のワクワク感を思い出すオトナもいる。近所の小学生たちの会話から『ウソだろ』と話す声が聞こえたときは、なぜかうれしくなっちゃいました。子供には“ただ面白い”んでしょうね。このノリで3年続くと、大人世代も《次は〇〇占拠か》とか《犯人グループがかぶるお面は〇〇に》なんて大喜利にもなって盛り上がれるし、ネタドラマ扱いはむしろ大歓迎なんじゃないでしょうか」
3年連続で同じフォーマットをやり切る制作陣の姿勢は、賛否を超えて話題になる。犯人グループが人質を追い詰めるのが、かつてバラエティー番組でさんざん笑った“熱湯風呂”や“天井からタライ”“パイ投げ”というネタのオンパレードなのも、次の“考察”の対象になりそうだ。