無名時代から懇意だった細木数子の思い出 呼び出されて島倉千代子にインタビューしたことも
「地獄に堕ちるわよ!」は“自称占い師”細木数子(2021年11月・83歳没)の決めゼリフだった。
この言葉をタイトルにしたNetflix制作のドラマが話題だというので、見てみた。
細木役の戸田恵梨香は熱演しているが、細木とは似ても似つかない“美形”で、ドラマに没入できなかった。私が監督ならマツコ・デラックスを起用する。
私は、テレビで「視聴率の女王」になる前の細木を知っている。私が出版社に入社したのは1970年。その前年だかに細木は赤坂でサパークラブを開いていた。
いつだったか思い出せないが、知人に連れられて店へ行き、細木から名刺をもらった。私は20代後半、細木は7つ年上だから30代半ば。それから何度か顔を出すうちに、話をするようになった。顔はいかついが話の面白い気さくなママだった。
身の上話など聞いたことはない。細木は渋谷生まれで、噂では妻妾同居だったといわれる。だが、父親は彼女が幼い時に亡くなり、母親が小店をやって糊口(ここう)をしのいでいたという。


















