鈴木おさむ氏「102回目のプロポーズ」への冷めた視線と"ワケありキャスト”起用するフジの狙い

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 今回の『102回目』では、99回フラれ続けてきた非モテ男役を霜降り明星せいや、ヒロインを唐田えりか、超イケメンピアニストを伊藤健太郎が演じる。唐田は過去に東出昌大との不倫が取り沙汰され、伊藤はバイク接触事故による「ひき逃げ」の疑いで逮捕された(後に不起訴処分)。

 『102回目』はフジテレビが運営する「FOD」の独占配信予定のため、視聴率はさほど重要視されないのかもしれないが、“ワケあり”のキャストをメインに持ってきたのは話題性を集めるためだけではなさそうだ。

「FOD独占配信ドラマは、その後、フジの地上波で放送されるパターンは少なくありません。フジにとっては2度おいしいにもかかわらず、業界内ではFOD独占配信ドラマは低コストで制作されることで知られています。『人件費を含めて1話あたりこの値段でお願いします』とフジから下りてくる。予算内でやりくりした上に話題性も集めるとなると、ワケありの俳優も積極的に使っていくしかありません」(前出のドラマ制作関係者)

 フジテレビは、中居正広氏(53)による性加害問題でスポンサー離れが加速し、その損失額は今年6月30日までに約453億円に上った。

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