大魔神・佐々木主浩さんとの大雨の釣行が、稲村亜美さんにとって釣りが好きになる転機に

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「集中力があって向いている」と太鼓判

 プロ野球番組のお仕事で沖縄にいると、これまた佐々木さんから、「明日、行くぞ」とお誘いが来た。佐々木さんは顔馴染みの漁師さんと一緒にマグロか何かの大物を狙っていて、じゃあ私もマグロ再チャレンジか……なんて思った直後、「おまえは生き餌になるサバを釣ってくれ」(笑)。

 開始から1時間もしないうちに、いきなり大雨に見舞われました。でも、私は釣りをして無心になれる時間が好きなんです。レインコートを持っていませんでしたが、雨に打たれながら気にせず没頭。佐々木さんから「おい! もうやめろ!」と、止められたほどです。その時、「おまえは集中力がある。釣りに向いているぞ」と、太鼓判を押してもらえました。そしたら私もそんな気になっちゃって。以来、釣りが好きになりました。

 テレビの企画で高知にカツオを釣りに行ったのも、大変だったけど良い思い出です。結局、2年越しで4、5回海に出たのかな? 1年目は全然釣れなくて、予備日を使ってもダメで……。2年目にリベンジさせてもらって、やっと釣れたんです! もう残り5分というギリギリのタイミングでヒットして、スタッフさんとみんなで大喜び。本当に感動しましたね。

 他にも、宮城県の気仙沼でタチウオの“ドラゴン”、茨城の鹿島でアオリイカを釣ったりも。イカは仕掛けの針全部に食いついてるんじゃないかってくらい釣れて、とっても面白かった。手が臭くならないのもいいですよね。

 釣った魚は自分でさばくこともあります。中学時代は料理部で活動は月に数回でしたが、そこで習った三枚おろしが役立っているんです。基本的に焼くか煮るか、揚げるか。簡単な料理しかしませんが、刺し身や手の込んだものが食べたくなったら高校時代にバイトしていた居酒屋さんに持って行き、「お願いします!」って頼むことも。元々は寿司屋さんだったから、腕はピカイチです。周りの方にお世話になりながら、釣ってから食べるまで楽しんでいます。

 今年の秋は北海道でサケを釣ってみたい。現地の釣り好きの知人から誘ってもらっているんです。旅行先での釣りも、その土地を知るいいきっかけになる。沖縄から北海道まで、これからもいろいろな場所で釣りを満喫したいですね。 (構成=杉田帆崇/日刊ゲンダイ

稲村亜美(いなむら・あみ) 1996年1月13日生まれ、東京都出身。2014年に講談社主催のアイドルオーディション「Miss iD2014」に選出。翌15年、トヨタのCMで披露した豪快なバッティングが“神スイング”として話題となり、一躍注目を浴びる。小学生から中学生までの9年間で野球に親しみ、培った経験と抜群の身体能力を武器に、野球番組やゴルフ番組、始球式など多方面で活躍中。

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