「世界はいつまで食べていけるのか」バーツラフ・シュミル著 栗木さつき訳

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「世界はいつまで食べていけるのか」バーツラフ・シュミル著 栗木さつき訳

 国連の人口推計によると、2020年から2050年にかけて世界の人口は約19億人増加する。その約60%がアフリカ、50%がサハラ以南のアフリカで生じる。この地域では現在、栄養失調対策のための食料増産に加え、今後の人口増にも対応しなくてはならない。

 その一方で、過剰な環境への負荷を減らすことも必要になる。それぞれの土地が許容できる汚染物質を確認する環境容量に基づく制限が必要なのだ。オランダでは単位面積あたりの窒素負荷を制限する措置を取っている。これからは「より多く」ではなく「より少なく」行う戦略が重要になる。

 遺伝子組み換え、有機農業などを視野に入れながら世界の食料問題を考える。

(NHK出版 2860円)

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