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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

イラン攻撃直後にタイムズスクエアで反戦デモ 望まない戦争を止められない無力感と怒り

公開日: 更新日:

 2月28日、アメリカのイラン攻撃の第一報の直後、ニューヨークのタイムズスクエアには1000人近い市民が集まった。

「絶望的な気持ちになりました。これは世界を危険にさらす戦争です」

 そう語ったのは30代のニコラスさんだ。

 子どもの頃にイラク戦争を目撃した世代の彼は、こう続ける。

「当時、軍事介入は広い支持を得た。でも今は違う。この戦争は極めて不人気です」

 彼の言葉通り、2003年のイラク開戦は8割近いアメリカ人に支持された。9.11後で、恐怖が大きく作用したのは間違いない。しかし、今回、攻撃直前の世論調査では支持は2割前後。反対は約5割に達する。調査によっては、7割が新たな軍事介入に否定的だ。

 イラク戦争では、最大の根拠だった核兵器の存在が虚偽だったことに、アメリカ人は深く幻滅した。アフガン戦争、ウクライナ戦争、アメリカ人はもう戦争に疲れ切っている。「永遠の戦争を止める」と訴えたトランプ大統領に一定の支持が集まったのも、こうした疲労の表れだ。

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