奨学金バンク(アクティブアンドカンパニー) 大野順也社長(1)子供時代の小遣い制度で、“働いて稼ぐ”価値観を植え付けられた

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 3人に1人の大学生が、平均300万円以上を借りているという奨学金。完済には約15年かかり、若き社会人の大きな負担となっている。この問題に「奨学金バンク」というサービスで一石を投じたのが、アクティブアンドカンパニー代表取締役社長の大野順也氏(51)だ。

 奨学金バンクが紹介する会社に就職すれば、月1万円分の返済を最低3年間、会社側が肩代わりしてくれるという仕組みで、借金を抱えた若者から高い評価を得ているという。もともとは大野氏の奨学金制度への無知から始まったというこのサービス。どんな人生をたどって手がけることになったのか。

 大野氏は兵庫県西宮市で生まれ育った。父親は医薬品を取り扱う商社のサラリーマン。父親の転勤で県内の姫路市や豊岡市に数年住んだのを除けば、30歳まで西宮で過ごしたという。

「子供時代の我が家のお小遣い制度が、私の労働観や金銭観を形づくりました」と、大野氏は話す。

 食後の食器洗い、風呂の掃除など家事の手伝いをすると、正の字でカウントして母親からポイントが与えられた。

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