“最初の3カ月”が第一関門 「投手として育てるべき選手」の見極め方を明かします
いやぁ、参りました。
先日、野手に対して捕球時のグラブの出し方を少しだけ教えたのですが、それをグラウンドに取材に来ていたメディアの方から「77歳の持丸監督が守備を披露」なんて書かれてしまいまして、気恥ずかしいやら何やらで(苦笑)。もうプレーなどできません、腰をやってしまいます。
さて、昨年末のコラムで、投手の指導法について「提案とアドバイスがメイン」と書きました。では、どのようにして「投手として育てるべき選手」を選んでいるのか。たびたび尋ねられるこの質問にお答えします。
投手志望の新入部員については、最初の3カ月間は「見るだけ」を基本方針に定めています。本人のポテンシャルや個性を十分に把握しないままアドバイスをしてしまえば、かえって才能を潰してしまう危険性がある。これだけは避けたい。最初は余計なことを言わず、練習試合でも自由に投げさせながら、じっくりと観察するのです。
この期間にもっとも注視しているのは、球質やフィジカルではありません。ずばり言えば、「ある程度の制球力」です。コントロールの悪い投手は、負けたら終わりのトーナメントでは怖くて使えない。もちろん、それも大きな理由の一つですが、それだけではありません。


















