前ロッテ監督・吉井理人氏がロッテを語る(上編)「メジャーのようなチームを作りたかった」の真意
吉井理人(前ロッテ監督/60歳)
昨年10月にロッテの監督を退任した吉井理人氏(60)。2019年に一軍投手コーチとして12年ぶりにロッテに復帰し、ピッチングコーディネーターを経て、23年に監督に就任。チーム強化に邁進した3年間の監督生活を今、初めて振り返る。今回は【上編】(全3回)。
◇ ◇ ◇
23年からロッテの監督を務め、最初の2年間は2位と3位。昨年は最下位に沈みましたけれども、メジャーのようなチームをつくることが目標だったんです。
個性はバラバラでも、緩くまとまってるみたいな。近鉄が強かったときは、そんな感じでした。ヤクルトに自分がいた3年間も飛び抜けた選手はいなかったけど、個性豊かでまとまっていた。
メジャーって、ある意味、日本のプロ野球以上に固まるんです。シーズン終盤までは自由奔放に、個人競技みたいな野球をやってるんですけど、目的や目標が達成できそうになったときはチームの勝利のために頑張ろうと集中する。伝統あるチームはそういうムードが常にある。弱いチームは本当にチャンスがあるときしかそうならないけれども、ああいう雰囲気を味わって欲しいと思い、監督になって3年間、一生懸命やったつもりです。選手たちにあまり分かってもらえなかったのは僕の力不足です。
23年のソフトバンクとのCSファーストステージ第3戦。劇的な3ランを放った藤岡裕大(32)がちょっと変わったので25年にキャプテンにしたんですけど、そういう感じが出てこない選手も中にはいました。それって育った環境も大きいと思う。


















