著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

サーヤ(ラランド)は実は子役出身 その存在感は登場するだけで空気が変わる

公開日: 更新日:

 ドラマ出演も多く、「わたしの一番最悪なともだち」(NHK)、「新空港占拠」(日本テレビ系)にも出演した。

 今回のドラマの役作りについて、サーヤは公式インタビューで「しゃべってるだけで、その人の空気になる人っているじゃないですか。例えば、小学校の昼休みに真っ先にボールを持って『ドッジボールしに行くぞ!』と言うような(笑)。そういうリーダーシップを意識して作りました」と語っている。

 登場するだけで空気が変わる存在感という点では、サーヤ自身のアイコン的な、どこにいても目立つ魅力に通じる。また、渚役をイエローブロンドにグリーンが交じった個性的な髪色で演じていて、ふだんから金髪や青髪にしてサーヤのトレードマークにもなっている髪色のインパクトを生かした役柄だと言える。

 しかし、見た目はサーヤっぽくても、渚は確実にサーヤとは違う。それをしっかりと表現しているところに、彼女の演技力を感じる。

 もしも姿がそっくりな「パラレルワールドのサーヤ」が存在するなら、プロフィルが正反対で「7歳で子どもお笑いタレントをやめて、大学在学中に女優コンテストで注目を集め、個人事務所オレンジママレードを設立してドラマで活躍」しているかもしれない。そんなパラレルな彼女にも、会ってみたい気がする。

【連載】2025秋ドラマ 注目美女の魅力と素顔

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