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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

お笑いと演劇の「世界を変える」蓮見翔のバランス感覚

公開日: 更新日:

お笑いもそんなに、はやってなかった」(蓮見翔/日本テレビ系「大悟芸人領収書」1月12日放送)

  ◇  ◇  ◇

 演劇とお笑いを股にかけ、ボーダーレスに活躍する8人組ユニット「ダウ90000」。主宰の蓮見翔(28)は活動を始めた頃、演劇が「絶望的に人気がない」と感じた。お笑いを始めたのは、もともと好きだったこともあったが、客を“連れてくる”ことも理由のひとつだった。それから数年経った実感を語った一言が今週の言葉だ。お笑いは「さもはやってるかのような気分になるんですけど、ちょっと外歩いてみたら、誰もお笑いの話してない」と言うのだ。

 蓮見は小学生の頃「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)にハマり、さまぁ~ずが好きになった。その後、ラーメンズやバナナマン、東京03ら東京のコント師に強く影響を受けた。だから、芸人になりたいという思いはあったが、「芸人さんってネタ云々じゃなく、人間としての面白みがあるじゃないですか。それが僕にはない」(オンエア「bizSPA!」2022年2月7日)と諦め、日大芸術学部に入学。そして演劇企画サークル「はりねずみのパジャマ」を立ち上げた。このメンバーの中から「就職する気がない人」を集めて、2020年に結成されたのがダウ90000だ。

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