著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コント愛炸裂…エロの限界に挑み続けるバカ殿様・志村けん

公開日: 更新日:

 今回は「だいじょうぶだぁ」でおなじみの柄本明との芸者コントや「変なおじさん」も登場。今どきのちびっこが「変なおじさん」で喜ぶとは思えないが、そんなことは知ったことじゃない。

 志村はNHKの「となりのシムラ」ではサラリーマンの悲哀など大人向けのコントを演じたが、正直言うと、こちらの方が面白い。

 バカ殿様も深夜帯に移動し、「大人のバカ殿様」にすれば不自由度は減るかも。今のままではセクシー女優の腰元も手持ち無沙汰で気の毒。

■たけしもNHKで「コントの日」

 そういえば、昔はコント番組がたくさんあったが、今や不定期の内村光良の「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK)や萩本欽一の「欽ちゃんのアドリブで笑(ショー)」(同・BSプレミアム)、「中川家&コント」(BSフジ)くらい。寂しい限り。

 コントにはセットや衣装、稽古の時間も必要になる。お金も手間暇もかかるコントより、フリートークのようなひな壇番組やクイズの方が作る方は楽に決まっている。だが、見る方は似たようなクイズ番組や何度も聞いたようなトークには飽き飽きしている。

 ちなみに11月4日、NHKでビートたけしロバート秋山や劇団ひとりらと「コントの日」という番組を放送する。これは楽しみ!

【連載】桧山珠美 あれもこれも言わせて

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較