著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コント愛炸裂…エロの限界に挑み続けるバカ殿様・志村けん

公開日: 更新日:

 10月30日、半年に1度のお楽しみ「志村けんのバカ殿様」(フジテレビ系)が放送された。

「バカ殿様」といえば、かつてはおっぱい丸出しの腰元たちによる「人間神経衰弱」に代表されるような、お父さんもちびっこも大喜びのエロ企画満載だったが、昭和から平成、そして令和と時代が移り、お得意のエロを封印されて、どこか覇気がなくなったのが惜しい。

 昨今は、もっぱらゲストとのトークやゲームなどが主で、バカ殿様のコスプレをしたトーク番組になりつつある。今回のゲストはタカアンドトシ、桜井日奈子、そして目玉は、なんといっても浅田真央だった。以前、何かの番組で真央ちゃん自ら「バカ殿様に似ている」と発言したことを受けての出演で、てっきりバカ殿様の格好で出てくるかと思ったらお姫様姿。“岡山の奇跡”桜井のバカ姫様もチャーミングだが、あんみつ姫風の真央姫もなかなかのもの。「お会いしたかったんです」とバカ殿様を喜ばせた。

 話はエロに戻る。それでも志村は今回も諦めなかった。腰元にマツタケを食べさせたり、流行のタピオカドリンクを玉吸いとちゃかしたり、下着姿の腰元を抱っこしてバナナにかぶりつかせるなど、わかる人にはわかるシーンをちゃっかり入れた。エロの限界に挑戦するバカ殿様。クレーマーVS志村の戦いは続く。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到