NHKは沢尻エリカ容疑者から本当に賠償や違約金を取れるの

公開日: 更新日:

 放送中の大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺~」に出演していたピエール瀧が、コカイン使用で起訴された時、NHKは「何らかの賠償を検討したい」とコメントしたが、有罪判決を受けた後も賠償を請求したという話は聞かない。今回の沢尻容疑者に関しても、「警察の捜査の状況を見ながら対応する」と慎重なのは、賠償請求がそう簡単ではないことがわかっているからだろう。

「ましてや、民放は放送中止で芸能事務所に貸しをつくって、なかなか出演してもらえない別の人気タレントを優先的に回してもらった方が得ですから、賠償金なんて請求しませんよ」(テレビ番組制作会社幹部)

 そもそも、沢尻容疑者が起訴されるかどうかは微妙なところで、不起訴・起訴猶予になった場合、沢尻容疑者側が容疑を全面否認して、番組出演とギャラ支払いの契約継続をテレビ局に求めることだって、あるかもしれない。

 沢尻容疑者の主任弁護人は、無罪請負人と呼ばれる河津博史弁護士だ。まだまだ、エリカ絶体絶命ということでもないだろう。

(コラムニスト・海原かみな)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に