NHKは沢尻エリカ容疑者から本当に賠償や違約金を取れるの

公開日: 更新日:

 放送中の大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺~」に出演していたピエール瀧が、コカイン使用で起訴された時、NHKは「何らかの賠償を検討したい」とコメントしたが、有罪判決を受けた後も賠償を請求したという話は聞かない。今回の沢尻容疑者に関しても、「警察の捜査の状況を見ながら対応する」と慎重なのは、賠償請求がそう簡単ではないことがわかっているからだろう。

「ましてや、民放は放送中止で芸能事務所に貸しをつくって、なかなか出演してもらえない別の人気タレントを優先的に回してもらった方が得ですから、賠償金なんて請求しませんよ」(テレビ番組制作会社幹部)

 そもそも、沢尻容疑者が起訴されるかどうかは微妙なところで、不起訴・起訴猶予になった場合、沢尻容疑者側が容疑を全面否認して、番組出演とギャラ支払いの契約継続をテレビ局に求めることだって、あるかもしれない。

 沢尻容疑者の主任弁護人は、無罪請負人と呼ばれる河津博史弁護士だ。まだまだ、エリカ絶体絶命ということでもないだろう。

(コラムニスト・海原かみな)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発