「すべらない話」で思い出す 師匠N君が教えてくれた“発射”

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 内間です。人は何かのきっかけで過去の記憶が蘇ることがあります。僕は先日、「すべらない話」の三谷幸喜さんの話で「射精の師匠」を思い出しました。それは中学の同級生のN君。僕はN君に伝えたいことがあります。

 N君は黒縁メガネで無口の一見地味な生徒でしたが、弾力性のある中肉中背でコミカルに動く姿がみんなにウケ、目立つ存在でした。そんなN君とは1年の時に同じクラス。彼は出会ったばかりの僕に「いいことを教えようか?」と、明らかに怪しい誘い方をしてきました。

 しかし、あの時の僕は不審に思うよりも好奇心をとる時期で、話を聞くと、教えられたのが「行為の仕方」。それまで僕は、この行為は噂話だと思っていたので、身近な人の体験談は引きつけられました。……師匠、試してみます。

 家の風呂場で、少し緊張しながら、師匠の言葉をなぞるように事を進めます。感じたことがない感覚。そして更にその先の新感覚に迫った時、自分が壊れてしまいそうな恐怖に包まれました。

 無理だ……できない……。

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