【オリックス】再雇用で年収6割減も不満なし

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「世間では賃上げやボーナス増が報道されていますが、私たちには関係ありません。定年を過ぎても安定した給与をもらえるのは魅力ですけど」

 こう語るのはKさん(62)だ。2年前、同社の再雇用制度に応募し、営業系の事務の仕事をしている。1年更新の契約社員だが、会社は希望者全員を再雇用してくれた。

 オリックスは今年4月から65歳定年制を導入。60歳以降は原則として役職は外れるが、正社員として働き、ボーナスも支給される。再雇用で働く人よりも年収が上がる。ただし、対象は今年60歳を迎える社員。Kさんたちは今のまま契約社員として働くことになる。Kさんの月給は約30万円。ボーナスはなく、年収は360万円だ。60歳前の4割程度の年収だが、それほど不満はない。

「再雇用される人の給与は現役時代の役職で決まります。大体300万円から450万円の幅と聞いています。新定年制で働く人は600万円ぐらいもらえるそうですが、その分、仕事の責任も重くなりますし、別に羨ましいとは思いません。今の仕事は定型業務で、残業もなく定時に帰れますし、悪くはありません」

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