プーチン大統領×昭恵さん電撃会談の波紋…異例の厚遇と巨大な花束に込められた意味
ただの“お騒がせ”で済むのだろうか。
ロシア大統領府が29日、プーチン大統領が安倍元首相の昭恵夫人とモスクワのクレムリンで面会したと発表。ウクライナ侵略を進める当事者と“元ファーストレディー”の突然の会談は、国内のみならず国際社会でも波紋を広げかねない。
会談では、冒頭でプーチン大統領から大きな花束を手渡された昭恵夫人は、涙を浮かべる場面もあった。プーチン大統領は安倍元首相について「ロシアと日本との関係発展に大きな貢献をした」と称え、昭恵夫人は「ロシアは大切な隣国で、文化的な交流は続けていただきたい」と発言。終了後は、バレエ鑑賞のため劇場に向かう昭恵夫人に、プーチン大統領が大統領専用リムジンを貸し出す歓待ぶりだった。
ウクライナ侵略が始まってから3年以上が経過し、外務省はロシアへの渡航中止勧告を発出中。ロシア軍の死傷者は約90万人で、ウクライナ軍は約40万人とされる。国際刑事裁判所(ICC)はプーチン氏に戦争犯罪容疑で逮捕状を出しているが、そんな相手に一体どんな理由で会ったのか。