菅野智之めぐり「ドジャースvsヤンキース」争奪戦へ…オリオールズで孤軍奮闘もトレード要員へ待ったなし
米国の東西を代表するヤンキース、ドジャースによる3連戦が日本時間31日からロサンゼルスで行われる。
この対決ではヤンキース・ジャッジ、ドジャース・大谷と長距離砲同士の対戦に注目が集まっているものの、水面下では補強を巡り、今夏のトレードデッドライン(7月31日)に向けて火花を散らしそうだ。
佐々木朗希(23)ら先発投手に故障者が続出しているドジャース同様、ヤンキースもエース右腕のコールが肘の靭帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術を受けるなど、3人の主戦投手が離脱した。
複数の米メディアによれば、現在のトレード市場はマーリンズのサイ・ヤング賞右腕(22年)のアルカンタラ、アストロズのエース左腕バルデスの2人が目玉といわれる。アルカンタラは今季が6年契約の最終年、バルデスは今季終了後にFA権を取得する。ともに実績があるだけに所属球団が放出に動けば争奪戦に発展するのは必至だが、ド軍とヤ軍ターゲットはオリオールズの菅野智之(35)だという。
30日現在、オ軍は19勝36敗の勝率.345と低迷し、首位ヤンキースと16.0ゲーム差のア・リーグ東地区最下位。3年連続ポストシーズン進出が厳しい中、菅野は孤軍奮闘。ここまで11試合で4勝3敗、防御率3.23、5度のクオリティースタート(QS=6回を自責点3以内)をマークしている。オ軍が来季を見据えた戦いに舵を切れば、1年契約の菅野はトレード要員になるともっぱらだ。