(4)質の良い睡眠をとるには湯船につかってアミノ酸を摂取
心身のパフォーマンスを上げるためには、コルチゾールの無駄遣いを防ぎ、ミトコンドリアを活性化させることが大切だ。コルチゾールは健康維持や疲労回復に欠かせないホルモン。ミトコンドリアは“エネルギーの生産工場”とも呼ばれる、細胞内に存在する小器官だ。そのためのおすすめの生活習慣のうち、睡眠について説明する。
心身のパフォーマンスを上げるという観点で睡眠が大切な理由は、眠っている間にコルチゾールが生成されるためだ。
そのための質のよい睡眠をとりたいと思ったら、スムーズな入眠が不可欠。それを助ける方法のひとつが、湯船につかることだ。湯船につかって体温をしっかり上げて出てくると、熱を外に逃がすために末梢血管が開いて手足が少し熱くなる。しばらくすると深部体温が少し下がり、リラックスして眠くなる。
「このようにリラックスした状態を、睡眠時やストレスの続く日中に何度か強制的につくり出すと、体の代謝を上げたり、コルチゾールを守ってくれたり、ミトコンドリア活性を上げたりすることにつながります」と、山本メディカルセンター(神奈川県逗子市)の齋藤真理子院長は説明する。