岩井姉妹の順応性の高さにプロも仰天…暑くても寒くてもどんなコースでも結果出す
前週は「メキシコ・リビエラ・マヤ ープン」で米ツアー初優勝を挙げたツアールーキーの岩井千怜。全米女子オープン(ウィスコンシン州エリンヒルズ)初日は、首位に1打差の3アンダー7位タイの好発進だった。2日目終盤になって名物の強い風が吹き出すも、3バーディー4ボギーの73。首位の西郷に6打差の通算2アンダーで「ムービングサタデー」へ向かう。
欧州シニアツアーの参戦経験がある並木俊明プロは岩井千怜についてこう語る。
「前週のメキシコの大会は気温30度を超える猛暑の中、パスパラム芝のグリーンは目が強く、やや重めでしたが、すぐに対応しての圧勝だった。今週のコースは米国中西部の北部に位置するため気温が低く初日は20度以下。グリーンはベント芝で前週とは速さがまったく違う。岩井はショットは曲がらず、アプローチの引き出しも多い。何よりツアー1年目なのに順応性の高さには驚きます。通算1アンダーにいる姉の明愛も同じで、すでに今季2位が2回ですからいつ勝ってもおかしくない」
並木プロが続ける。