「シスター・レイ」長浦京著

公開日: 更新日:

「シスター・レイ」長浦京著

 主人公は、2年前にフランスから帰国した予備校講師・能條玲。フィリピン出身のマイラや、姪の莉奈にサポートしてもらいながら、母親の介護と仕事を両立している。

 そんなある日、マイラの息子の乃亜が特殊詐欺の犯人から共犯だといわれて事情聴取を受けた後に行方不明になった。表向きには一般人として振る舞っている玲だが、実は元フランス特殊部隊のエースという経歴を持っており、東京の下町の外国人たちからは頼りになる相談役として「シスター」と慕われていた。乃亜の性格を知っていた玲は、マイラの頼みで乃亜の助けになろうと動き始めるが、自身も暴力団と外国人半グレ集団のトラブルに巻き込まれることに。前職のスキルを生かしてピンチを脱するも、地下でうごめいていた国際的な陰謀が姿を見せ始めた……。

赤刃」で第6回小説現代長編新人賞を受賞しデビューして以降、「リボルバー・リリー」や「マーダーズ」などの話題作を連発している著者による最新作。

 美しくも身体能力に優れた主人公が、多国籍社会となった日本に潜む隠された悪に挑む痛快アクションストーリーだ。 (KADOKAWA 2090円)


【連載】木曜日は夜ふかし本

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  2. 2

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  3. 3

    289億円負債で経営破綻した絆ホールディングスと政界の“不可解なキズナ”を福祉関係者が注視

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    「愛子天皇」潰しが国会の最優先法案? 麻生副総裁の野望に振り回される皇室と国民生活

  2. 7

    本田圭佑がサッカーW杯解説で「独り勝ち」 テレビ&CM争奪戦ボッ発で“ワリを食った”あの人

  3. 8

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  4. 9

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

  5. 10

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し