「フラッと大阪万博」にトライ! 予約なし、行列を避けてどこまで楽しめるのか
そうだ万博、行こう──。大阪・関西万博の開幕から1カ月が過ぎた頃、そう思い立った日刊ゲンダイ記者は今月17日(土)に現地を訪れた。その前日は2025万博の会場(夢洲)と間違える人が後を絶たない万博記念公園にあえて足を延ばし、「太陽の塔」に度肝を抜かれたばかり。果たして、万博はパビリオンの予約なしでフラッと行って楽しめるのか。
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この日、夢洲はあいにくの天気。低い雲が垂れ込め、弱い雨が降ったり、やんだり。目玉の大屋根リングが閉鎖されるほどの強風が吹いていたのに、半袖を着ていても蒸し暑さを感じる妙な天候だった。
それでも、そこそこの人出だったようで、来場者は12万3974人(関係者1万6464人)。家族連れやカップル、インバウンドなど老若男女で賑わい、予約なしで入れるパビリオンの中でも人気のアメリカ館やフランス館は正午時点で2時間待ちの大行列だった。
予約が必要かどうかは、万博協会がホームページで毎日更新している「万博情報」から確認できる。とりあえず、予約不要のパビリオンをピックアップし、長時間並ばずに入れそうな所を探すことに。ちなみに、手荷物がある場合は会場のロッカー(1回1000円)に預けておくのがベターだ。
スマホなどからロッカーの空き状況を確認できないため、「埋まっていたら……」と不安になるが、ご安心を。現地スタッフによれば、「東西ゲートに各300個ほどコインロッカーを用意していますが、悲しいかな、開幕以来一度も埋まったことがない」とのこと。「また使ってやってください」と苦笑する表情は寂しげだった。