進次郎農相が教えてくれない“備蓄米ガチャ”の実態…即日完売で争奪戦確実も実は「当たり」「ハズレ」あり
どえらい人気だ。随意契約で放出する備蓄米の引き渡しが、29日始まった。受け付け開始から、わずか3日。午後には早速、楽天グループが先陣を切って、特設サイトで販売を始めると、瞬く間に売り切れた。店頭では来週、アイリスオーヤマやイオン、ドン・キホーテなどが販売を始める見通し。小泉進次郎農相の大宣伝効果で、争奪戦は必至だが、今回の備蓄米には「当たり」と「外れ」があるのをご存じだろうか。
29日から放出されているのは2022年産の古古米(約20万トン)である。申し込みが確定したのは61社。申請数量の最多は、イオンの関連会社・イオン商品調達とコスモス薬品の各2万トンだ。1キロ400円(税抜き)で販売すると公表していたファミリーマートや、セブン-イレブン、ローソンのコンビニ大手3社は“落選”した。農水省の応募条件を満たさなかった可能性があるようだ。
残る約10万トンの21年産の古古古米は、きょうから中小スーパーや地域の米穀店を対象に随意契約を受け付ける。安いコメの争奪を巡る狂騒は当分、続くのは確実だ。あれだけTVが連日連夜、進次郎農相と一緒に「5キロ2000円、今度は1800円」と騒ぎ立てれば、消費者も「いっちょ試してみるか」という気にもなる。
しかし一概に備蓄米と言っても、さまざまな種類が存在するのだ。