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井上久男ジャーナリスト

1964年生まれ。九州大卒業後、大手電機メーカーを経て92年に朝日新聞社入社。支局勤務を経て95年から経済部記者としてトヨタ自動車や日産自動車、パナソニックなどを担当。04年朝日新聞を退社しフリーに。文藝春秋、東洋経済新報社、ダイヤモンド社など数多く媒体で記事を執筆している。

肩書がなくなると、かくも人は離れていく…

公開日: 更新日:
写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 筆者は40歳で朝日新聞社を無鉄砲に辞めた。

「選択定年」という制度を使っての退社なので正式なOBなのだが、OB会からの招待状は来ない。所属していた経済部では「裏切り者の危険分子扱い」されているからである。

 そんなことはどうでもいいが、肩書がなくなると人が離れていく… 

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