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初芝清さん<1>やっとラクに…東芝府中は月給10万円だった

 社会人野球の東芝府中を経て、1988年のドラフトでロッテに4位で入団しました。

 東芝府中野球部は99年に解散してしまいましたが、東芝は川崎にも野球部を持っていて、僕ら府中の人間はあちらさんを「本社」と呼び、こちらは少し劣等感のある雑草軍団と思っていました。

 ロッテ入団もすんなりと決まったわけではありません。僕は入社3年目。その間、東芝府中としては都市対抗本戦への出場を逃し続けていましたので、4番打者の僕が抜けるのは痛かったのでしょう。ドラフト前に監督から3つの条件を突き付けられていました。

 それは「関東の球団、ドラフト3位以上、そしてロッテ以外……」。

 この条件で言えば、関東の球団しか当てはまっていません。東芝府中のロッテ選手と言えば落合博満さんがいますが、僕の前にも2人の先輩が入団していて、ちょっと不遇をかこっていた。プロの世界は実力が全てですが、監督としては、そんな面倒見の悪い球団には入れたくないというのが本音でした。

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