小林至さん<1> 東大野球部員は就職活動というものをしない

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 わずか2年でプロ野球ロッテを自由契約になったが、気持ちを切り替えて米コロンビア大学経営大学院(MBA)に入学。ソフトバンクホークス取締役などを経て、現在は江戸川大学(千葉県流山市)で教壇に立つ。そう、今回登場するのは、東京大学出身の高学歴投手として注目を浴びた小林至さんだ。

 父はプロ入りに猛反対でした。入団テストを受ける前々日に初めて「ロッテのテストを受ける」と伝えたのですが、昔かたぎの父は「ピエロになるだけだ」と取り合わなかった。

 日本大学出身の父は当時、ゼネコンの間組(現・安藤ハザマ)で役員をしていた。仕事中心の猛烈サラリーマンで、帰りはいつも遅かった。男は外で働き、おふくろが家庭を守るという典型的な昭和の男でした。息子が東大を卒業すれば、社会人としてさまざまな分野で活躍できるという思いもあっただろうし、プロ野球のレベルを知っていました。

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