カフェ・サルバドル・ビジネスサロン<下>贅沢な空間の秘密

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 カフェ・サルバドル・ビジネスサロンに入って、最初に思い浮かんだ言葉は「ゆったり」だった。ホテルのラウンジのような空間では、仕事をする人も商談をする人も、隣を気にする必要がほとんどない。席数は52。普通のカフェなら、席をあと3割は増やせるだろう。テーブルとテーブルの間も広い。カフェの一般的な動線は70センチといわれるが、この店は90センチ~1メートルだ。

 つい長居してしまいそうな雰囲気。店の立場からすれば、それだけ売り上げや利益は減るわけだが、「儲けじゃないんです。人が集まってくれることが大事なんです。そもそも飲食業ではなく、集客業をやっているつもりです」。運営するカフェ・カンパニーのカフェスタイル事業部マネジャーで、このカフェを企画した和田キコ剛氏はそう語った。

 日本橋兜町の再活性化の一翼を担っている店だから、人が集まる店づくりにしなければならないというのはわかる。

 とはいえ居心地の良さを追求するあまり、赤字経営にしてしまえば本末転倒だ。

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