飛ぶ!突く!つかむ! 浜松・浜名湖で体験「大人の水遊び」
フライボードで空中散歩
東京と大阪のほぼ中間地点に位置する浜松市は、スズキやヤマハが本社を構える「ものづくりのまち」であり、徳川家康が20~40代を過ごした「出世の街」でもある。市内には、その伝統や文化に触れられるスポットも多いが、浜名湖まで足を延ばすと、大人が夢中になるアクティビティーがあった。
今年の夏にブームが本格化しそうなのが、2012年にフランスで生まれたマリンスポーツ「フライボード」だ。水上バイクの噴射の力で浮き上がり、空を飛ぶ。上級者ともなれば、上空で前や後ろに軽々と回って見せる。その姿は、まるで無重力の宇宙で遊んでいるようだ。
もちろん初心者にはできない芸当だが、空中を飛ぶだけであれば、それほど難しくないという。
浜名湖西岸の松見ケ浦で、さまざまなマリンスポーツ体験を提供している「ベルマリン」(℡053・578・3210)の鈴木基晃さんは、「見ているよりも簡単ですし、15分の体験時間内に立てない人は1年で1人か2人程度。先日は76歳の男性が“死ぬ前にやってみたい”と挑戦、ちゃんと浮き上がりましたよ」と言う。