小池知事「リセットされたら都民が困る」と蓮舫氏批判も…本人が「リセット」の言葉が大好きだった?

公開日: 更新日:

 2017年9月27日に都内のホテルで開かれた新党「希望の党」の結党会見。代表としてマイクを握った小池氏は「しがらみのない政治、そして大胆な改革を築いていく新しい政治、まさに日本をリセットするために希望の党を立ち上げる」と切り出し、続けて、「リセットするからこそしがらみがない」「しがらみがないからリセットができる」「いまこの時期に日本をリセットしなければ」と訴えていた。

 この時、小池氏は知事在職中。なぜ都知事が国政選挙に乗り出すのか、国政と都政は別物ではないか--といった批判の声が出ていたが、当時の小池氏はお構いなし。その後、小池氏が「排除の論理」で旧民進党の候補者選別に動き出し、野党分断を図ったことが世論の反発を招き、「希望の党」は失速。小池氏が繰り返していた「リセット」も雲散霧消した。

 ちなみに小池氏は1999年2月の衆院予算委でもこう言っている。

「これまでずっとやってきたことを一度我が国国家としてリセットボタンを押して、チャラからとは申しませんけれども、再スタートをする、再スタートを切る時期ではないかと思っているわけでございます」

 どうやら小池氏は「リセット」という言葉が大好きのよう。ただ、今回は裏金事件で表に立てない自民党の「ステルス支援」を受け、「しがらみ」でがんじがらめになることから、「しがらみがないからリセットができる」と大きな声で言えないのだろう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々