音楽評論家のSNSで「万引き自慢」が物議 過去には女性タレントや歌手も…“暴露”したくなる心理は?

公開日: 更新日:

「90年代には人気音楽番組で元ヤンキーの女性歌手が『箪笥を万引きした』と話してオンエアされています。当時は本人も司会者も爆笑して済まされましたが……。あびるさんが告白した2016年にはコンプラも厳しくなり、視聴者からの批判が殺到しました。少し前まで、いじめや暴力を笑いのネタにするタレントはいましたから芸能界は世間に比べて罪の意識が低い環境下ではあるのでしょう」(芸能ライター)

 一方で、《なぜかいい歳して万引きを自慢する連中がいるんですよねぇ……》《こういう犯罪告白をそれこそ勲章のように自慢するのはどういう心理なのか??》などと過去の犯罪行為や違反行為を自慢したくなる心理が気になる人も多いようだ。地位があるほど隠したい過去だろうが、明大講師の関修氏(心理学)がこう解説する。

「過去の悪事を自慢する人に多いのは、現在の成功した自分に自信がある人。若くしてトップに立ったり、長年活躍して引退後に告白する傾向にあります。地位を築いているから、心理的には許してもらえると感じてしまう。例えば『音楽を愛するあまり禁じ手を使ってまでレコードを手に入れる。そんなことは常人にはできないだろう』と、手段を選ばない域に達した過去があるから今があるという自慢であって、それが犯罪で罪の意識がどうかはこの場面では二の次。もちろん、社会は何十年経っていても、どんな地位がある人でも犯罪行為を承認しません」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは