音楽評論家のSNSで「万引き自慢」が物議 過去には女性タレントや歌手も…“暴露”したくなる心理は?

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「90年代には人気音楽番組で元ヤンキーの女性歌手が『箪笥を万引きした』と話してオンエアされています。当時は本人も司会者も爆笑して済まされましたが……。あびるさんが告白した2016年にはコンプラも厳しくなり、視聴者からの批判が殺到しました。少し前まで、いじめや暴力を笑いのネタにするタレントはいましたから芸能界は世間に比べて罪の意識が低い環境下ではあるのでしょう」(芸能ライター)

 一方で、《なぜかいい歳して万引きを自慢する連中がいるんですよねぇ……》《こういう犯罪告白をそれこそ勲章のように自慢するのはどういう心理なのか??》などと過去の犯罪行為や違反行為を自慢したくなる心理が気になる人も多いようだ。地位があるほど隠したい過去だろうが、明大講師の関修氏(心理学)がこう解説する。

「過去の悪事を自慢する人に多いのは、現在の成功した自分に自信がある人。若くしてトップに立ったり、長年活躍して引退後に告白する傾向にあります。地位を築いているから、心理的には許してもらえると感じてしまう。例えば『音楽を愛するあまり禁じ手を使ってまでレコードを手に入れる。そんなことは常人にはできないだろう』と、手段を選ばない域に達した過去があるから今があるという自慢であって、それが犯罪で罪の意識がどうかはこの場面では二の次。もちろん、社会は何十年経っていても、どんな地位がある人でも犯罪行為を承認しません」

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