三原じゅん子議員は"暴力団幹部との写真"が報じられたが…元刑事が明かす夜の店で会社員が狙われる手口
「現在30代前後の世代は、最初から『隠す』文化で育っています。もう完全に普通の人の外見で、見分けがつきません。年配の元組員なら雰囲気で分かることもありますが、若い世代は本当に難しい」
暴力団関係者が関与するフロント企業は建設・建築、人材派遣、芸能界、不動産、風俗業界など多岐にわたる。飛び込み営業先や知人を介した新規の取引先、飲み屋で意気投合した"知人"の勤務先が実は……ということもある。フロント企業の特徴は「妙に金のはぶりがいい」ことだ。会社規模に見合わない豪華な社員旅行、銀座などの高級店での接待--こうした兆候が見えたら要注意だという。
「登記簿謄本で役員履歴や株主構成を調べることが重要です。心配なら警察や暴力追放センターに相談することをお勧めします」
■夜の店で酔って、昇進したことを語ってしまったら……
さらに齋藤氏は、一般のサラリーマンでも十分に狙われる可能性があると警鐘を鳴らす。
「彼らがターゲットにするのは、まず資金力のある人物です。昇進した会社員、重要なポジションにいる人、羽振りの良い生活をしている人。もう一つは弱みを持つ人物で、サラ金利用歴のある人は特に危険です。リストが回っていると考えて間違いありません」